鹿児島市と周辺旧五町との合併を記念して2005年に始まった、かごしまアートネットワーク主催の「五色の花コンサート」。旧議場を活用して地域の人々に音楽に親しんでもらう場として定着してきたコンサートです。
松元町での菊の花コンサートを、Sitieraが担当させていただきました。
コンサートのタイトルは、『朗読と唄で繰り広げる黒潮の世界』。
黒潮の流れがもたらす奄美から鹿児島に根付く独自の世界を、朗読・島唄・太鼓・チェロといったそれぞれに異なった強さを持つ側面から描き上げました。
プログラムの前半では、日本の秋の風景を、朗読と篠笛、和太鼓、チェロが描きました。
そして後半は、奄美大島や喜界島・徳之島などの島唄を朗読と共に。
現代の、そして鹿児島本土の我々には分かりづらい島口で唄われる島唄も、よろこび・悲しみなど背景となる物語を描いたのちに聴くと、その良さや深みが非常によく伝わります。
むちゃかな節やヨイスラ節、ワイド節、おはら節などの世界をお楽しみいただきました。