Sitiera コンサート・イベント情報

2009年02月

イリス鹿児島 春のイベント

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イリス鹿児島 春のイベント「Delicious colors at a HOME PARTY」
おいしい色に、出会える日。

2009.2.28(土)-3.1(日)
open 10:00~close 17:00
イリス(九電キレイ・ライフプラザ)鹿児島
鹿児島商工会議所ビル「アイム」2F


イリス鹿児島の今回のイベントは、「おいしい色」をテーマにおもてなしのヒントを集めた、
イリスがご案内するホームパーティーのススメ。
本物を確かな視点で吟味できる大人の女性をターゲットに展開いたします。もちろん、女性だけでなく男性の皆様にもご来場いただきたいと思います。

ということで、Sitieraもコンサートとブース出店で参加させていただきます。
コンサートは、両日とも開催いたします。
詳細は後日アップいたしますが、午後に各2ステージずつ、ヴァイオリンのデュオによるクラシックのコンサートをお届けいたします。
またSitieraのブースでは、ヴァイオリンをはじめとした弦楽器の展示会をテーマに、商品としての弦楽器を実際に目にし、触れていただく予定です。

見た目にも美しく高級感あふれる弦楽器。テレビに出てくるような、時価数千万・数億ともなる楽器も世の中には何本もありますが、今回はコストパフォーマンスに優れながらも素晴らしい音色を持つ、完成度の高い作品をご提案いたしたいと思います。
ぜひこの機会に、弦楽器や音楽の世界にご興味をお持ちいただければと思っております。

詳細は後日、こちらのWEBサイト上にてご紹介いたします。

尚古集成館コンサート『殿の愛したクラシック』

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前回、コラムにてご案内いたしました尚古集成館コンサート『殿の愛したクラシック』。

今回はコンサートのイントロダクションである、「島津家伝来の蓄音機によるSPレコードコンサート」について、ご紹介いたしたいと思います。


【島津家伝来の蓄音機】

島津家伝来の史料は、近世初期の頃より編纂事業が行われてきた古文書や武家文書の白眉と定評のある島津家文書、また文字資料の他にも肖像画、書画、武具、装束、薩摩焼や薩摩切子、機械類などが挙げられ、膨大な数にのぼります。
尚古集成館ではそれらのうち約10,000点を収蔵しています。

そして、今回のコンサートでご紹介する蓄音機。この蓄音機は、島津家31代 島津忠秀(1912-1996)のコレクションです。

島津忠秀は公務の傍ら、音楽鑑賞・植物栽培・切手収集など多彩な趣味を持っていました。
そして戦後間もない頃購入したのが、当時としては珍しかったこの蓄音機です。
アメリカ、ビクター社製の電気蓄音機「ビクトローラ クレデンザー」。
言わずと知れた蓄音機の名機で、音質・音量ともにまさに最高峰の蓄音機です。


そして再生する音源は、こちらも忠秀のコレクションであったクラシックのSPレコード。

SPレコード(=Standard Playing)、いわゆる蓄音機用のレコードです。
1950年代後半まで生産され、その後は現在も生産されているLPレコード(=Long Playing)に完全に移行しました。LPレコードは12インチ、アナログなどとも呼ばれ、CDの流通がメインになった現在でも、その温かみや深みのある音色、レコード限定での販売などにより、今なお根強い人気があります。
クラブDJ達もCD音源と併用しながらも、やはりレコードの音源を大切にしていますよね。

忠秀のコレクションであるクラシックのSPレコードは、シューベルトの歌曲集などドイツリート(歌曲)を中心とした、約200枚。歌曲の他にも、ヴァイオリンやピアノ、オーケストラによる器楽曲もあります。
今回はその中から数枚をセレクトし、皆様にお聴きいただきます。

お話とSPレコードの再生をすすめてくださるのは、島津家32代当主・島津修久氏。
現代のデジタル化された音楽にはない、蓄音機独特の音楽に、ゆったりと酔いしれるひと時になることでしょう…。

次回は第2部のstrada lontanaコンサートについて、ご紹介いたします!
どうぞお楽しみに。